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2020年1月の日記

2020年1月12日(日)


世の中の大半の人が、食べることが好きなことあらためて知って、マイノリティティ感を感じる。みんな本当に食べ物の写真撮っている。私は腹さえ膨れれば何でもよく、写真なんかも撮影したいとも思わないので食事に関心ないのだろう。

 

蔦屋書店が今年、中国上海市に店舗を出すことになったというニュース。蔦屋といええばCCCグループだが、CCCは2017年中信出版集団股份有限公社という中国の出版社と提携している。

 

本土に言論の自由や表現の自由がないことはわかっているが、この中国の出版社との関係がどのていど、今後、CCC系列の文化事業に影響してくるか注目したい。たとえば、美術手帖はCCC傘下だが、この先、どこまで本土外で発生する中国共産党に批判的な芸術を扱うのだろうか。

 

また、CCCグループといえばT-ポイントカードだが、T-POINTカードをはじめとするポイントカードでも、ポイントが知らないうちに抜き取られて勝手に使用される被害が続出しており、多くは中国をはじめとする、国際犯罪組織が関与しているというのだ。

 

中国に関する本を読んでいると、中国共産党や中国経済は衰退はするが、軍事クーデターでもない限り共産党政権の崩壊はないだろうということ。現在、習近平は政敵も全部排除し、安定しているのでクーデターもない。それは北朝鮮のよう。民衆蜂起も100年前と違い武力に差がありすぎて不可能。中国では「アラブの春」のようなことは内部からは起こらない。起こる前に徹底的に破壊される。

2020年1月11日(土)


台湾総統選では台湾独立派の蔡英文が再選した。昨年春まではリベラル寄りで経済政策に弱い蔡政権の支持率は低下し、経済優先で大陸寄りの国民党が優勢だった。しかし、香港デモ発生すると政治的危機を抱いた台湾国民は一斉に民進党に乗り換え、そのままの勢いで、蔡政権が圧勝した。

 

これは習近平も予測できなかっただろう。そのため、今回の選挙は国民党と民進党の戦いというよりも、本土と台湾の戦いだったと。本土と台湾の争点は、もちろん「マネー」をとるか「政治的な自由」をとるかのどちらかである。

 

習近平から一国二制度の提案をされていたが、巨大な抗議デモが発生した既存の一国二制度の香港から、台湾国民は一国二制度の真実を目のあたりにし、危機を感じたのだ。

 

あらゆるものをマネーで解決しようとする現代社会のなかで、民主主義国がマネーを否定し、政治的な自由を積極的に選択した例は少ないのではないだろうか。マネーを否定し政治的自由も放棄するという例は、過去に共産主義やファシズムで見られ、現代でも極右や極左の台頭が世界各地でみられる。

 

しかし、今回の台湾はマネーよりも政治的自由ファーストが焦点だった。これは、独裁国家と民主主義国家が並存している「中国とそのほかの中国圏」の関係でしか見られない政治的選択かもしれない。

 

香港、台湾および民主主義国一般には非常にめでたいが、習近平のいらつきは最高潮に達し始めているだろうとなるだろうと思うと、ハラハラする。

 

2020年1月10日(金)


風邪気味、本当ここ2年ほどで抵抗力が弱くなったのか風邪とか下痢とか、ちょっとした病気にかかりやすくなってきた。来年からインフルエンザの予防接種とかもしにいっておいたほうがいいかもなあ。

 

香港デモグッズを制作・販売している店は香港にないのだろうか。周庭さん@chowtingagnesが関与している香港デモシストのグッズぐらいしか通販で購入できないが、たとえば、香港民主女神像フィギュアや黒バウヒニアの旗、香港デモ記録写真集なども制作して海外通販してほしい。

 

森林火災が深刻な被害を広げているオーストラリアで、気候変動が火災の危険性を増大させる要因の1つになっていると気象当局が指摘する中、各地で、政府の気候変動対策の強化を求める大規模な抗議活動。2020年1月、香港で民主主義を求めるデモ、イランでは民間航空機の誤撃墜に抗議するデモ、世界中でいろいろな抗議デモが起きている。

2020年1月9日(木)


中東情勢の緊迫が解除された。イランとアメリカが戦争になったときの両者の勝利目標はどこなんだろうか。ただ殴り合ってるだけではひたすらひきずるだけだと思うが。核破壊と政権打倒なのか、しかし、それでイラン国民が納得すると思えないし、シェールガス革命のおかげで中東へ石油依存することもなくなったアメリカのメリットもわからない。無理やりイスラエルに付き合わされているようなものだろうか。

 

Artのサイトを運営しているけど、いまさらながら現代美術ってつまらないよなあと思っている。今後の現代美術は「体験型」だと「物語の提供」とかなんとかいってるけど、だったらディズニーランドや遊園地行けばいいだろうとか思う。しかし、大御所キュレーターのばあさんたちには「遊園地やゲームセンターとアートはディファレントです!」って拒否されるのだろう。Artの人は体験性を提供する観念的な人たちだ。

2020年1月8日(水)


オーストラリアからKAWSの回顧展のカタログが到着。表紙の黒焦げのようなコンパニオンが黒焦げのようなセサミストリートのキャラを抱いている。ちょうど今、オーストラリアは未曾有の大火災でコアラやカンガルーなど10億以上の生物が消滅したとことろだ。

ネットカフェ難民の平均収入は11.4万円で、少し前と異なり約5割が20〜30代の比較的若い層。東京都の調査によると、ネットカフェ難民のおよそ8割の最終学歴が高卒以下で、そもそも家庭環境が貧困の可能性が高く、貧困の連鎖が起こっているという。バブル時期のフリーター・ブームからそのままネットカフェ難民になった楽天的50代とは少し理由が異なるのかも。

2020年1月7日(火)


今月はひたすら電子書籍の仕事。実験的段階でまだ金にはならない。将来的にうまくいくとよいが。

 

南極の氷は増え、シロクマは増えているというニュース。気候変動問題に関しては、2020年1月現在、本当に気候変動と各地で起こっている自然災害に関連があるのかいまいちわかっていない。私自身の体感からすると、今まで住んできた場所が、たまたま多治見の40度越えのような高温記録ニュースのようなものがなかったこともあり、さほど気候変動が実感できない。私が子どものころは(90年ころ)、水不足があり、琵琶湖が危険な水位になったがそれ以降水不足はない。昨年関東圏に大被害を与えた台風は19号は50年に1度くらいの強さだが、子どものころに大阪にも19号ぐらいの来ていた。

 

部屋が2つあるし、エアコンを強くし過ぎると建物がかなり響くので石油ファンヒーターを買ってきた。すぐそばにガソリンスタンドがあるのもよい。18リットル灯油缶が手元にいつもあるというのもなんとなく心強い。石油ショックにも備えて灯油を買い出しにできる。そもそも、6畳用エアコンで家全体を暖めるのは無理がある。ただ、石油暖房は一酸化炭素中毒気味になり、定期的に換気しないといけない。石油はありがたい

2020年1月6日(月)


年末にジャック・アタリが来日して講演していたためか、最近、各紙で彼の最新近未来予測記事が配信されている。日経の記事によれば、脅威の第一波はヒトとモノの移動を制限する保護主義の台頭だという。保護主義による国際貿易の収縮は、日本経済に甚大な被害をもたらす。さらに日本は、少子高齢化、女性の地位向上、外国からのエネルギー源の確保、原子力エネルギーに対する信頼の喪失の問題も解決できていない。さらに、米国は今後どの大統領になっても同盟国をあまり支援しなくなるので軍事出費も増すという。

 

「道の駅」に20年から防災拠点となる機能が創設されるという。具体的には発電設備や備蓄倉庫、さらにヘリの離着陸場、消防や自衛隊の活動スペース、指令拠点の設置なども検討しているという。「道の駅」といえば、新しいホームレス形態「車上生活者」の生活拠点ともなりつつある。過疎で消滅する自治体が現れる一方で、このまま道の駅が発展すると、もう新しい自治体になるのではないか。

2020年1月5日(日)


年末から香港抗議デモに関する本や資料をたくさん読んでいる。今回の香港抗議デモは以前、内部分裂を起こして失敗したこともあり、意識的に「リーダー不在」を理念に活動している点が最大の特徴といえる。

 

とはいっても、リーダー不在だと、無秩序な議論から行動が生まれてしまう。そこで、今回のデモで新たに活躍しはじめたのが「管理者」という存在だという。

 

管理者は多くの場合、調整役にまわり、ときどき論点を整理し、タイミングを計りながら投票を行うなどして方針を決め、共通認識を得られた事項を伝達する。強い権力を持ち、反対意見があると弾圧し、内紛へと導きがちなリーダーや指導者よりも、裁判官、あるいはビジネスにおけるマネジメントのような役割を担える人物が、今後の世界中のデモ活動において重要になってくるのだろう。

 

Wikipediaに2019-2020香港抗議デモアート・カルチャーという項目ができていた。こうやって芸術や文化はムーブメント(あるいはウェーブ)となり発展するんだろう。自然発生するもので、パルコやGEISAIのように人為的にムーブメント起こそうとしても必ず失敗する。

2020年1月4日(土)


ここ最近、悪趣味とか根本敬先生の話が多い気がするけど、おそらく20年ぐらい私のことを知っている人は、私が悪趣味はまだしも(クラブキッズ事件が発生する前に犯人に注目をしていたり)、根本敬の世界に関心があったとかまったく知らなかったかもしれない。

 

根本先生は学生のころに最もはまったガロ系漫画家だったと思う。しかし、なぜか、学校卒業して上京すると同時に「ガロ」系への関心が消失した。で、ここ最近唐突に20年ぐらい前の記憶が戻ってきたのは、たぶん「表現の不自由展」がきっかけだと思う。

 

大阪にいたときは、土地がらのためか根本敬的な世界がごく身近で、部落差別や人権関係のことに関心があった。人権文化を共有する友だちもいた。「肉」とだけ書かれたトラックを撮影したりしていた。

 

それが、どこでどう関心が変わったのか。理由はいくつかあるとおもう。

 

1つは、注目していたガロ系芸術家近藤聡乃さんが「アックス」誌上でシュールな漫画を描きつつ、その一方で多摩美術大学のグラフィックデザイン科でシュールなアニメーションを作っていて(タマグラアニメ黄金時代ともいわれる)、NHKの「デジスタ」で作品を発表していてそこに関心が移ったからだと思われる。彼女がサブカルと美術の両方向で活動をしていたから、追っていると私自身も知らない間に美術の世界に関心を持っていたのが1つ。

 

もう1つは、大阪という土地を離れると自然と根本敬的な世界(因果系)が遠くなったこと。一方で東京に来て、丸尾先生山本タカトさんのような幻想耽美系文化のカラーがものすごく強く感じ、そちらに関心が向いたこと。澁澤龍彦とか寺山修司もそのあたりだろうか。

 

そして、そういう幻想耽美系の作家たちが個展をする場所というのが、美術の中心地である銀座だったこと。銀座に相当する場所は大阪にはない大阪にはそもそも「美術」そのものがなく吉本興業を中心とした「お笑い」文化だったからだ。ちなみに、関西の美術の中心地は京都。

 

その後、タコシェとか中央線のインディーズ文化を研究しはじめると、今度は「アックス」とか出版社が扱っている作家にもまったく関心がなくなり、海外のアンダーグラウンドアーティスト(欧米)やインディーズの無名作家の世界に関心を持ち始めた。

 

で、洋書を読み始めているうちに、私は何が好きなんだろうと自問自答していくと、どうやら「シュルレアリスム」が何か核であることを発見したのが30歳ぐらい。

 

その後、本格的に独学で美術の研究をはじめ、現在のArtpediaを作る。Artpediaの歴史についてはArtpediaの概要に書いている通りで、最初はただの美術に関するメモ書き。一方、何か抜けきれてないガロ系サブカルチャーのためのサブカルサイトを作ったりもした。当初はどちらかというと丸尾先生とか耽美系作家の記事が多かった。で、上京して20年のときを経て、「あっ、特殊漫画!」と思いつき、現在にいたる。

 

 

その自分が見えいてる世界は、Artpediaのほうにある『ガロ』の解説ページにあらわれているとおもう。近藤聡乃と根本敬が並列した画像を作っていたのだ! これがシュルレアリスムだと1人で驚く。

2020年1月3日(金)


Apple Musicを解約したら、iCloudミュージックにアップされているCDからアップした音源も全部なくなった。一度浸かると何かしら逃げられないようロックしている中国的な商売のやり口だ。再契約していないからわからないが、過去にアップしたものは全部なくなっているのかな。調べてみると再登録すると新規登録という形になり今までに追加した曲、作成したプレイリストはデータから完全に削除され、この前利用していたデータを引き継ぎ利用不可となっている。最悪だ。

 

「米軍、イラン革命防衛隊幹部を空爆で殺害」のニュース。これから中東は荒れそうだ。

2020年1月2日(木)


情報商材、自己啓発、宗教とかの変な教祖様が批判されるのはわかるけど、周囲から「あいつは危険だぞ、関わるな」と何度も忠告されており、ちょっと検索で調べただけでも明らかにおかしいのに、それもでひっかかっていく無名の顔のない信者」たち一人一人に何か強烈な特殊人生があったのだろうと今は思う。特にスポットを浴びることのない、顔のない無名の信者の方もやはり何かおかしいと思うのだ。「でも、やるんだよ」的な心意気さえ垣間見えることもある。宗教ウォッチャーや詐欺師ウォッチャーは、代表者ばかり見るより、ひっかかる人たちも見てみると、何かしら共通したものを発見できるかもしれない。単純に「情薄」と断じるではいけない何かがある

 

ヤフオクで落としたトムズボックス限定根本敬作品集「饅邁」が届く。内容はのちの「命名」90年代悪趣味ブーム時の分裂病的なカットに近いコラージュとドローイング集。92年に出版された作品だが、このときにすでに美術的な表現に入っている。

2020年1月1日(水)


元旦。快晴。おみくじは小吉。これまでの負け続けだったがようやく挽回になるでしょうということ。「ガロ」系に挽回はあるのか。根本先生にせよ杉作先生にせよ、だいたい皆、ギリギリのラインをしぶとく低空飛行して生きるのが性にあっている気がする。まずは「生きる」が目標だ。

 

大晦日から元旦にかけ香港で大規模な抗議デモ。主催者発表では昨年6月9日の103万を超えているとか。また、イラクでは、イランが支援する武装組織の拠点をアメリカ軍が空爆したことに対し、首都バグダッドにあるアメリカ大使館の前で抗議デモが行われる。2020年代はやはりまず「抗議デモ」からすべてが始まる。

 

年末に現在世界中で普遍的に起こっている抗議デモの理由を見ると「政治的自由」「経済格差」「汚職」に対する不満が根底で共通している。ここで、最も理解しがたいのが「汚職」というもの。世界中で普遍的に起こっている富裕層の政治汚職を見ると、お金には貧しい人だけでなく、すでに億万長者であっても際限のない欲望を引き出す覚醒剤のような性質があるのだろうか。それほど、汚職は世界中で普遍的である。

 

オーストラリアの森林火災「ブッシュファイヤー」がひどいことになっている。野生動物5億個体が死亡。550万ヘクタール以上が焼失。気温は40度を超え、今後50度近くに達する可能性もあるという。気候変動の影響だろうか。イースター島と同じく文明の崩壊でも将来的にはまったくすめないと土地になってしまうかも。