アートペディア・レター#3「石田徹也の稀少なオブジェ作品がオークションに出品!」」

小便器と自画像のダブルイメージ


皆さん、こんにちは。

本日のニュースレターは、石田徹也に関する最新情報をお届けします。

 

2023年3月11日に開催されるSBIアートオークションに、早逝の画家・石田徹也の作品が出品されます。石田の作品は、カゴシアン・ギャラリーが取り扱う国際的に評価の高いもので、世界中から注目を集めています。

 

この作品は、金属加工部品を取り付けた高崎だるまにアクリルで塗装されたオブジェ作品です。石田は生前、水回りのアイテムを頻繁に作品に描いていたことから、この作品も石田らしい奇抜なアイデアが詰まっています。

 

Artpriceによるとオークション市場における石田の売上は、2022年には3億200万にも上り、世界ランキングでも594位に位置しています。今回の出品作は、個人的には3000万円以上の値札が付くと予想され、競り合いが予想されます。

 

なお、2022年にサザビーズに出品された絵画作品と2021年にクリスティーズで出品された80号〜100号サイズの作品で1億円以上で落札されています。

 

マルセル・デュシャンの歴史的なレディメイド作品「泉」やシュルレアリスム・オブジェクトを思い起こさせる石田の作品ですが、残念なことに、日本国内では草間彌生や村上隆などのようにアーティスト自身が国内外のポップカルチャー・ファンの対象となるような、幅広いファン層を獲得していないため、現在でも多くの日本人はその存在を知らないままです。

 

この機会に、石田徹也の過去記事をご覧いただき、石田の作品に触れてみてはいかがでしょうか。

 

このニュースレターをお読みいただき、ありがとうございました。石田徹也に関する記事にご興味がありましたら、お読みください。

 

敬具

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