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【社会現象解説】アーバン・カルチャー「都市部において多数の異なる人種から発生する文化」

アーバン・カルチャー / Urban culture

都市部において多数の異なる人種から発生する文化


アーバン・カルチャーの一例。トロントのチャイナ・タウン。
アーバン・カルチャーの一例。トロントのチャイナ・タウン。

概要


アーバン・カルチャーとは都市や都市の一地区内の文化のことである。

 

ほかの文化と決定的に異なるのは非常に限られた空間内に多数の異なる人種や文化の人々がいることである。そして、隣人はお互いに見知らぬ人たちである。

 

このような環境は、相互に近接状態にある多数のサブカルチャーを集積させることになり、お互いの文化に影響されることはあるが、必ずしも私生活を侵害するまでには影響を及ぶることはない。

 

アメリカにおいてアーバン・カルチャーの主流はアフリカ系アメリカ人文化のことであり、アフリカ系アメリカ人文化とはストリート・カルチャー、グラフィティ、ヒップホップ・ミュージックのことである。アメリカではこれらの文化を婉曲的な言及するときに「アーバン・カルチャー」という言葉が使われことがある。

 

ほかに、チャイナ・タウンコリア・タウンなどで生まれる文化が代表的なアーバン・カルチャーである。 

都市部とは


世界的に都市部とは、政府の首都や企業の本社とその社員、裕福で権力のある人々が集中して集まる場所でもある。都市は人々を組織化し、都市の規範や信念や価値観を作り出す。

 

マックス・ウェーバーの本『The City』で解説されているように都市を生成するには5つの条件がある。「要塞化」「市場」「法令」「自治体の価値観を創設するための都市市民たちの組合」「知事を選出するのに十分な政治的自立性」である。

 

国によってはエリートたちは、都市中心部から離れた場所にエリートたちが集まる地域を生つくりだした。上流/中流階級の白人アメリカ人が非白人の多いインナーシティ地区から、居住者の大多数が白人である郊外地区や準郊外地区へと移っていくアメリカのホワイト・フライト現象などが代表的な例である。

政治傾向


 西洋諸国のほとんどの都市で脱工業化が進み、労働組合や労働階級の影響が以前に比べて小さくなっても、都市部は郊外や田舎に比べて政治的に左寄りの傾向があり、都会における新左翼はおもに中流階級のホワイトカラー労働者学生学者芸術家が支持している。

 

また、都市部の人々は田舎の人々よりも宗教に対して無関心である一方、環境保護主義的であり、移民に対して寛容性を示す傾向がある。


■参考文献

Urban culture - Wikipedia、2019年6月28日