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【異端科学】スティーブン・ハットフィル「炭疽菌事件の犯人として疑われた医師」

スティーブン・ハットフィル / Steven Hatfill

炭疽菌事件の犯人として疑われた医師


概要


生年月日 1940年12月24日
学歴

ホーリークロス大学(BA)

コーネル大学(メリーランド州)

分野

免疫学

機関

国立衛生研究所、国立アレルギー感染症研究所

スティーブン・ジェイ・ハットフィル(1953年10月24日生まれ)は、アメリカの医師、病理学者、生物兵器専門家。2001年のアメリカ炭疽菌バイオテロ事件の容疑者として疑われ、2002年半ばからメディアで大きく取り上げられるようになった。

 

ハットフィルの自宅は何度もFBIに家宅捜索され、電話の盗聴も行われ、2年以上に渡って広範囲に渡って監視されていた。また、サイエンス・アプリケーション・インターナショナル・コーポレーション(SAIC)から解雇された。

 

2002年8月の記者会見で、ハットフィルは炭疽菌書簡への関与を否定し、「政府のリーク情報に基づいた無責任な報道」が自分の評判を落としたと述べた。

 

ハットフィルは2003年に、犯罪捜査を指揮したFBI捜査官と司法省職員が、連邦個人情報法に違反して自分の情報を報道機関に漏らしたとして、訴訟を起こした。

 

2008年、政府はハットフィルの訴訟を460万ドルの年金総額580万ドルの賠償金で解決した。政府はハットフィルの炭疽菌攻撃への関与を公式に否定し、司法省は別の軍の科学者であるブルース・エドワード・アイビンズを炭疽菌攻撃の唯一の犯人と認定した。

 

コロンビア特別区の連邦検事ジェフリー・A・テイラーは、ハットフィルの弁護士に宛てた手紙の中で、「研究所のアクセス記録、目撃者の証言、その他の情報に基づき、ハットフィル博士はテロに使われた特定の炭疽菌にアクセスしておらず、炭疽菌の郵送にも関与していないと結論づけた」と述べている。

 

2010年、ハットフィルは独立した研究者として、ジョージ・ワシントン大学医療センターの救急医学の非常勤助教授を務める

 

ハットフィルは、西アフリカでのエボラウイルスの流行に対する保健当局の対応を批判し、エボラ出血熱がエアロゾルによって感染する可能性を示唆したが、これは他の専門家からも批判されている。

 

現在ハットフィルは、おもに右派メディア(バノンのWar Roomエポック・タイムズなど)でCOVID-19のパンデミックについて発言している。自らを「医学者」「ウイルス学者」と称し、緊急事態に対するトランプ政権の対応を称賛する一方、地方当局の欠点を非難している。

 

また、COVID-19の早期治療にヒドロキシクロロキンを使用していない米国やその他の国を批判し、一部の国では致死率が低いのは早期に使用した結果であると指摘している。

 

ヒドロキシクロロキンの信用を傷つけたファウチ博士と米国FDAのウッドコックは、数十万人のアメリカ人が亡くなった責任を負う必要があると話している。


■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Steven_Hatfill、2021年4月14日アクセス