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ホームレス「安定した適切な住居がない状態」

ホームレス / Homelessness

安定した適切な住居がない状態の人々


概要


ホームレスとは、安定した適切な住居がない状態を指す。路上で生活している(一次ホームレス)、友人宅や家族宅、緊急宿泊施設などの一時的なシェルターを転々としている(二次ホームレス)、プライベートなバスルームや借家権のない民間の下宿に住んでいる(三次ホームレス)などいくつか分類される。

 

ホームレスの法的な定義は、国によって、あるいは同じ国や地域でも法律によって異なる。アメリカのホームレス集計調査では、人間が普通に就寝として使用するために設計されていない公共または民間の場所で寝泊まりする人も含まれる。

 

ホームレスになる人は、収入が安定していなかったり、まったくなかったりするために、普通の安全で安心できる適切な住環境を維持できない場合がほとんどである。ホームレスと貧困は相互に関連している。

 

ホームレスの正確な数を把握したり、彼らのニーズを特定する方法については、方法論的なコンセンサスがないため、ほとんどの都市では推定人口しか知られていない。

 

2005年には世界で1億人がホームレスになったと推定され、10億人(当時は65人に1人)が不法占拠者、難民、仮設住宅で生活しており、いずれも適切な住居を得られていない。欧米諸国では、歴史的にホームレスの大半は男性(50~80%)で、特に独身男性が多く見られる。

 

ホームレスの人々は、一般人と比較して、身体的・精神的な健康状態が悪くなる割合が高いと言われている。慢性疾患の重症化、呼吸器系の疾患、精神疾患や薬物・アルコール依存の割合は、ホームレスの人々の方が一般の人々よりも高いことが多い。ホームレスは、自殺未遂のリスクが高いこととも関連している。

 

ホームレスは、資源へのアクセスが限られており、医療サービスから距離があることが多く、異常気象(例:極端な寒さや暑さ)やオゾン濃度の影響を受けやすく、ホームレスの人たちの罹患率や死亡率は高くなる

 

ホームレスを支援する組織は数多くある。ほとんどの国では、ホームレスを支援するためのさまざまなサービスを提供している。これらのサービスは、食料、シェルター(ベッド)、衣類などを提供することが多く、地域組織(多くの場合、ボランティアの助けを借りて)や政府の省庁によって組織・運営されていることがある。

 

これらのプログラムは、政府、慈善団体、教会、個人の寄付者によって支えられている。また、多くの都市では、ホームレスの人々に雇用機会を提供するための出版物であるストリート・ニューズペーパーを発行している。

 

ホームレスの中には仕事を持っている人もいるが、他の方法で生計補うを必要がある人もいる。物乞いをすることも一つの方法だが、多くの都市では違法となりつつある。