【見世物】フランク・レンティーニ「3本足のフットボールプレイヤー」

フランク・レンティーニ/ Frank Lentini

3本足のフットボールプレイヤー


概要


 

生年月日 1889年5月18日
死没月日 1966年9月21日
国籍 イタリア系アメリカ人
病名 結合双生児

フランク・レンティーニ(1889年5月18日-1966年9月21日)はイタリア系アメリカ人。見世物芸人。結合双生児で3本の脚があった

 

レンティーにはシチリア島ロゾリーニで12人兄弟の1人として生まれた。脊椎と骨盤を軸に身体が結合しており、3本の足と2つの性器があった。尻の右側から伸びた3本目の普通の大きさの足、その足の膝から突き出た未発達の小さな4本目の足が特徴的だった。

 

 

アメリカへ移り見世物芸人になる


8歳のときレンティーニの家族はアメリカへ移る。その後、レンティーニは「グレート・レンティーニ」というサイドショービジネスをはじめ、リングリング・ブラザーズ・サーカスに入団する。

 

30歳のときにアメリカ市民権を取得する。彼のキャリアは40年以上にわたることになるが、常にバーナムやベイリー、バッファロー・ビルス・ワイルド・ウェスト・ショーなどの人気サーカス団やサイドショーで活動した。レンティーニは同僚内でも信頼されており、よく"キング"と呼ばれていた。

 

若いころ、レンティーニは特殊な3本の足を使って舞台でフットボールの演芸を行った。そのため、彼の売り文句は"3本脚のフットボールプレイヤー"だった。

 

6歳ころにレンティーニの足の長さに差異が生じはじめた。片足は39インチだったが、もう片方の足は38インチ、3本目の足は36インチだった。また先天性内反足の障害があり、足指の形態も通常と異なっていた。

 

大人になるとさらに各足に差異が生じ、3本目の余計な足はほかの足よりも数インチ短かったが、主要な方の2本足の長さも異なったままだった。

結婚と晩年


1907年にレンティーニは3歳年下のテリーサ・マリーと結婚し、2人の間に4人の子どもをもうける。1935年にフランクとテリーサは離婚。その後、フランクは新しい愛人ヘレン・シュウプとともに終生を過ごした。

 

1966年9月21日、レンティーニはフロリダ州ジャクソンビル市で呼吸不全で死去。77歳だった。