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【コロナ・ワクチン】長尾和宏「男性のリウマチが激増している」

これまでのリウマチ治療


当院では200人ぐらいのリウマチの患者さんを診ています。リウマチは特殊な病気ではなくて、僕は一般的なありふれた病気だと思っています。いわゆる膠原病といわれるものの中のものなんですけど、ほとんどはリウマチ、関節リウマチなんですね。

 

リウマチという病気は、日本では整形外科医が半分、内科医が半分診ている。リウマチ外来とかリウマチ科というところがありますけど、これは整形外科医が診たり、内科医が診たりいろいろです。

 

リウマチ科専門のところは、生物学的製剤といいますけど、非常に難しい高い薬を使えます。具体的にはエンブレルという筋肉注射レミケードという点滴、そしてアクテムラ、これはコロナで有名になりました。

 

こうした生物学的製剤というのを必要とする人は、私のところではそんなにいません。だから、うちからリウマチ科に紹介することは年に数人ぐらい。早期診断、特効薬というリューマトレックスというのを使って、痛み止め、ステロイドも痛みを抑えるために初期だけ5mm程度使うことがよくあります。

 

 

そういったことで、プライマリ・ケアで対応できることが95%以上だと私は思ってます。

新しいリウマチ、中高年の男性の新規リウマチの急増


 

ここまでは、これまでのリマウチの話で、実は今日はそういう話ではなくて、実は私自身の個人的な体験として、エビデンスを出せとか論文を書けとかではなくて、この3ヶ月(動画投稿日は2022年6月15日)ぐらいにおこっていることを話しますと、男性のリウマチがすごく増えているんですよね

 

中高年の男性の新規リウマチ発症、だいたいリウマチは女性の病気なんですけれども、女性は今ヘルペス、帯状疱疹が増えています。そして、男性のリウマチがすごく増えているなと、男性のリウマチはもともと少ないはずなんですけど、新規のリウマチ患者さんをこの3ヶ月で20人以上診ました。

 

中には誰でも知っているようなプロアスリートの運動選手もいらっしゃいます。この人がというような人が発症して、それもけっこう激烈です。それもわからなくて、いろんなところで診てもらった。

 

まず「リウマチ」という病気がわからないのです。で、膝が痛い、肩が痛い、あちこち痛いというので再生医療という、お腹の脂肪をとってきてそこからips細胞にして関節軟骨になる注射をする、こういった再生医療をけっこう専門の医療機関では今、普通にやっているんですね。

 

で、再生医療を施したけれども関節の痛みが治らないという相談が舞い込む。それ聞いただけで「あ、この人、リウマチちゃうか」と僕は思います。案の定、リウマチのマーカーがものすごく上がってます。

 

CRPの血液検査で炎症のマーカーが5とか8とかかなりあがって、みんなしんどいとか、箸がもたれないとか、だるいとか、運動選手であっても運動そのものができない、そんな気力がない、それでもうリウマチだとわかるんですけれども、実はリウマチと診断されるまでに、何箇所か周って「わからん、わからん」言われてうちに来られます。

 

次にワクチンの問診をすると、みなさん、3回目を打って、2、3週間してから調子が悪い、中には一ヶ月目、二ヶ月目から朝のこわばりが出てきたという人もいる。で、3回目のワクチンであたったわけですけれども、ともとリウマチ素因があったのか、どうかわかりません。それでも初めてうちでリウマチと言われたという方が多いですね。

 

いずれにせよ、この3ヶ月間で20人以上の新規の男性リウマチ患者さんがいらしているというのは、本当のことなんですね。非常に多いですね。

コロナワクチンと自己免疫疾患の因果関係


で、帯状疱疹とリウマチが増えているとこれを聞いている人は知っていると思いますけど、私がこれを発信するのは、自分の臨床ですよね、最前線の現場、町医者なんで、いろんな人が毎日お見えになって、診断して治療していくわけです。もちろんリウマチはまず診断することが第一です。

 

それも、ワクチンの因果関係が当然あるわけであって、免疫力が下がる、自己免疫疾患である関節リウマチが増える。そして痛い、炎症を抑えてあげる。初期治療としてステロイドも使えます。もちろん痛み止め、セレコックス200mmとか使えます。リューマトレックスも使えます。

 

男性のリウマチは治りにくい人が多い印象があるんですけど、やはり免疫不全があります。そう簡単には行かないかなあと印象を持っています。中にはわりと早期診断、リウマチの早期診断、早期治療でかなりよくなって、二ヶ月、三ヶ月で薬をいらなくなった方もいらっしゃる一方で、治療をしていったんよくなるけど、また悪くなって、リウマチ科に紹介せざるをえない、そして生物学的製剤、アクテムラとかヒュメラとかレミケロといった高額な薬になります。

 

うちでもできないことはないけれども、それの導入とか保険の問題があってうちでは、基本的にエンブレルまではしますけども、エンブレル以外の生物学的製剤はリウマチ科でおまかせしているんですね。で、そういう患者さんがどうも増えて来そうな予感です。

 

やはり、最前線にいると今まで見なかったようなことがどんどん起こってきます。リウマチ、甲状腺の病気、自己免疫疾患ですよね、橋本病、こういったのも増えてます膠原病の代表である関節リウマチ、そして血液疾患では血小板減少性紫斑病、血小板が普通20〜30万あるものが3000とかになって死ぬかもしれません。夜中寝ているときに脳幹出血、くも膜下出血でそのまま死んでしまうということもありうる。

 

こういった方々がいて、ワクチンの因果関係は非常に難しい、いろいろ議論の余地があると思いますけど、やはり多いなあという印象を持っているのです。

 

ワクチン後遺症の登場で総合診療が重要になる


 だから、これから膝が痛い、肩が痛いときたら、まず問診で3回目打ったのかと聞きます。1回目、2回目は一年前です。この影響はもう終わってます。で、3回目を打ったのか打ってないのか、打ってからどれぐらいしてからそういう症状が出てきたのかという問診を必ずするようにすべてのドクターでするようにしています。

 

 

そのように、医学、医療の基本が、教科書がもう変わってしまうということなんです。だから、リウマチの治療、およびワクチン後遺症の倦怠感とかめまいとかを並行してやらないといけない。リウマチだけ診てればいい時代ではなくて、ワクチン後遺症の中のリウマチ、そしてリウマチ以外の症状も診ていく、こういった診方、これ総合診療そのものなんですけれどもね、そういった診方をしなければいけないように思えます。医学の教科書をゼロから書き直さないといけない時代になってきたのではないでしょうか。

まとめ

  • ワクチン3回目接種後に男性のリウマチ患者が急増中
  • 治りにくくリウマチ専門家での高額な生物学的製剤の需要が増える
  • リウマチ以外の症状も診ていく総合診療の時代になる