カテゴリ:長井勝一



とにかく、白土さんの作品にも、人柄にもほれこんで、その作品を載せる雑誌が作りたかった。『ガロ』はね、そのために作ったんですよ。漫画のいい作り手を育てよう。 『ガロ』の骨子は、新人を育てること、漫画の水準を押し上げること、それに世の中から差別をなんとかなくしていくことを、どこか底の底に持った雑誌を出版していこうと。 とにかく、社会状況を変えよう。40年以上も一貫して変わらない自民党政権というような状況を、漫画を用いて変えようと思ったんです。しかし、現実には大人じゃ変えられない。で、若い人達に、世の中どうなっているのか、何が悪で何が正義なのか、『ガロ』で勉強させようじゃないか、ということで『カムイ伝』の連載を始めたわけです。